私立高校の無償化についての私見/「子ども・子育て支援の推進」および「教育・社会保険料負担の軽減」について
追記:私は国会議員ではありませんが、私立高校無償化については、事実関係を十分理解されていないまま、テレビ等でコメントされている方が散見されます。「芸能人が政治に口出し」等というつもりは毛頭ない(私は元高卒の調理師でしたし職業差別は嫌い)ですが、不十分な情報のみで無責任なコメントをテレビを通じて発信されることについては、遺憾に思います。国会で審議中の「高校無償化」制度は、公立高校では授業料相当額、私立高校では一定額(公立高校と同額分)を支給する形となっています。また、あまり言われていないのは、公立高校と私立高校の教員の年収格差です。公立高校の平均年収は695万円、私立高校は623万円となっています。私立高校の支援を拡充することで、教育の質の向上も期待できます。以下、私のブログに思いつくまま、まとめました。神奈川県議会での審議内容も含まれておりますので、国会審議と混同されないようご注意ください。以下、私の意見をまとめました。神奈川県議会での審議内容も含まれておりますので、国会審議と混同されないようご注意ください。
「子ども・子育て支援の推進」および「教育・社会保険料負担の軽減」について
現在国会では、2025年度予算案と税制改正関連法案の修正案を国会に提出されました。与党と日本維新の会との合意内容を反映した高校就学支援金制度の拡充などが盛り込まれています。
私たちは、県議会においても「教育の無償化」と「家庭の負担軽減」を最優先課題とし、すべての子どもが経済的な理由で学びの機会を失わない社会を目指しています。そのため、私立高校の授業料補助の拡充に加え、給食費の無償化や社会保険料の負担軽減を進め、可処分所得の向上を目指した施策を神奈川県でも推進しています。
- 私立高校の授業料補助の拡充
現在、東京都ではすべての高校と都立大学で授業料が実質無償化され、都内在住の生徒は都外の私立高校に通っていても無償化の対象となっています。一方で、都内の高校に通う隣県の生徒は対象外であり、不公平感が生じています。
「高校は義務教育ではない」「財政負担が大きい」との反対意見もありますが、高校進学率は98.7%に達し、高校教育は事実上の義務教育となっています。家庭の経済状況によって進路の選択肢が狭まることは、社会全体の成長にも悪影響を及ぼします。
私たちは、この問題をこれまでも本会議代表質問や予算委員会等で取上げ、知事に無償化を見据えた視点を強く求めてきました。その結果、知事の令和7年度当初予算案においても、以下の改善策が盛り込まれました。
• 授業料補助の対象拡大:現在、年収約700万円未満の世帯が対象ですが、令和7年度からは年収約750万円未満の世帯まで拡充。
• 高校奨学金の所得制限撤廃:これまで年収約910万円未満の世帯が対象でしたが、令和7年度からは所得制限を撤廃。
さらに、国会では「高校無償化」制度が審議されており、公立高校では授業料相当額、私立高校では一定額を支給することで、授業料の負担軽減が進められています。
- 給食費の無償化
教育支援は高校無償化だけでは不十分です。日本維新の会は、小中学校の給食費無償化を強く推進します。給食費は子育て世帯の大きな負担の一つであり、物価高騰が続く中、無償化の必要性はますます高まっています。給食費の無償化には「財源の確保が課題」との声もありますが、行政の無駄を削減し、財政の効率化を進めることで、十分に捻出可能です。すでに県内でも厚木市等一部自治体では実現しており、これをさらに拡充するべきです。
- 社会保険料の負担軽減
子育て世帯の負担軽減には、教育支援だけでなく社会保険料の引き下げも不可欠です。現在、日本の社会保険料は高く、手取り収入が減少し、生活を圧迫しています。特に、住宅費や教育費の負担が重い子育て世帯にとって、社会保険料の軽減は大きな支援になります。
私たち日本維新の会は、以下の改革を提言しています。
• 年金・健康保険の保険料負担を軽減し、可処分所得を増やす
• 公務員の共済年金の優遇を見直し、社会保険制度の公平性を確保
• 社会保険制度を改革し、将来世代の負担増を防ぐ
これにより、働く世代の負担を減らし、経済の活性化につなげます。
「教育と生活支援の充実で、成長する社会をつくる」
現在、公立高校と私立高校の教員の年収には差があり、公立高校の平均年収は695万円、私立高校は623万円となっています。私立高校の支援を拡充することで、教育の質の向上も期待できます。
また、教育無償化や社会保険料の負担軽減は、単なる福祉政策ではなく、社会全体の生産性向上と経済成長につながる重要な施策です。
私たち日本維新の会県議団は、「行政の無駄を徹底的に削減し、必要な部分に投資する」という方針のもと、持続可能な教育・福祉政策を推進します。
子育て世帯の負担を減らし、すべての子どもが平等に学び、健やかに成長できる社会を実現するために、私立高校の授業料補助の拡充、給食費の無償化、社会保険料負担の軽減を強く推進していきます。

閑話休題。関東などの高速道路で行われていた「予防的通行止め」は、本日5日午前3時半までに大部分が解除されました。本日、午前10時過ぎ、東名高速横浜町田インターから保土ヶ谷バイパスに入るランプ部分には、側帯部分に雪が積もっていました。
本日午前中、確定申告書の提出に厚木税務署へ参りました。確定申告は、郵送や e-tax(電子申告)でも対応可能ですが、どうしても税務署に直接行って窓口での提出を選んでしまいます。今年も無事に提出完了しました。朝、妻や子供たちを送り出した後、好物のサツマイモミルク・バター煮をつくり、昼食にしようとスープジャー(保温の弁当容器)に入れて準備をしておきましたが、税務署への確定申告でテーブルの上に置き忘れました。今夜の楽しみとします。
2025年03月05日 13:48