戦い終えて
各地で展開された選挙戦の結果が次々と明らかになる中、それぞれの候補者がどのような評価を受けたのか、民意がどのように動いたのかを見つめるひとときとなりました。
今回の結果については、私たち維新にとっても、そして個人的にも、残念ながら非常に厳しい内容となりました。各候補が掲げてきた政策や改革の方向性、日々積み重ねてきた地域での地道な活動、支援者の方々との対話と信頼関係――それらは決して一言で評価できるものではなく、現場を知る者として、その努力と覚悟に深い敬意を表します。
日本維新の会は、徹底した行財政改革、身を切る改革、そして現場主義と実行力を信条に、全国各地で政治のあり方に変革をもたらすべく、取り組んでまいりました。
しかし、改革には常に反発や困難が伴うものです。今回の選挙結果は、私たちの訴えが十分に届かなかった地域もあれば、さらに丁寧な説明や日常的な対話が求められているという現実を突きつけられたものだと、真摯に受け止めております。
個人的には、仲間たちが地元でひたむきに活動してきた姿を日々見てきた者として、悔しさを感じずにはいられません。一方で、選挙は結果がすべてであり、それを真っ正面から受け止める覚悟も、政治に携わる者の責任です。
だからこそ、今回の結果から学び、反省すべき点には真摯に向き合い、次の一歩にどうつなげていくかが、いま問われていると強く感じています。
選挙の総括や所感については、それぞれの候補者ご自身が、地域の皆様に直接お伝えになるものと考えておりますので、私からの個別のコメントは差し控えさせていただきます。
ただひとつ確かなのは、今回の挑戦を通じて、多くの支援者の方々がともに汗を流し、声を上げ、地域をより良くしたいという一心で動いてくださったという事実です。その情熱と行動は、たとえ今回の結果に結びつかなかったとしても、地域を思う気持ちとして必ずや次に活きる、大切な礎になると信じています。
私自身も、現場に根ざし、地域に寄り添い続ける一人の政治家として、この経験を胸に刻み、これからの活動に確実に活かしてまいります。
2025年06月23日 00:57