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県政調査2日目/星槎国際高等学校本部校・もみじ中学校/北海道庁・北海道議会

本日は、神奈川県議会派遣による会派視察(県政調査)2日目。現場の最前線で先進的かつ実践的な取組を展開する教育機関および自治体を訪問し、県政課題の解決に直結する具体的な知見を得るため、精力的に調査を実施しました。

(2)星槎国際高等学校本部校・もみじ中学校
星槎国際高等学校本部校は、通学制と通信制を柔軟に組み合わせた教育課程を編成し、多様な背景や事情を抱える生徒一人ひとりの状況に応じたきめ細かな支援を実践している。学習面のみならず、生活面・心理面にまで配慮した伴走型の支援体制は、これからの時代に求められる新たな学校像を体現するものである。
併設されているもみじ中学校は、文部科学省指定の「学びの多様化学校」として、不登校経験のある生徒や従来の学校教育になじみにくい生徒に対し、個別最適な学びを実現する教育課程と少人数制による丁寧な指導体制を構築している。その実践は、子どもたちの自己肯定感の回復や社会的自立を力強く後押しするものであり、極めて示唆に富む内容であった。
神奈川県内においても、今年度開校した「鎌倉市立由比ガ浜中学校」が同様に「学びの多様化学校」の指定を受けており、本県としても多様な学びを保障する教育環境の整備を推進しているところである。
こうした状況を踏まえ、先行事例として実績を積み重ねてきた当該本部校および中学校の運営体制、教育課程の具体的工夫、専門職との連携、地域との協働の在り方等について詳細に調査を行った。本調査は、本県における不登校対策の強化、教育の包摂性向上、多様な学びの制度設計の充実といった県政課題の解決に資する。

(3)北海道庁
北海道においては、カスタマーハラスメント防止条例が令和7年4月に施行され、全国に先駆けて実効性ある制度的枠組みを構築した点が高く評価されている。同条例に基づき、事業者および従業員を守るための普及啓発活動、体系的な研修・セミナーの開催、相談体制の整備など、多角的な施策が展開されている。さらに、セミナー開催後には弁護士等による法律相談を実施するなど、予防から事後対応までを一体的に支援する体制を整えていることが特徴である。
本県においてもカスタマーハラスメント防止に向けた取組は進められているものの、条例制定には至っていないのが現状である。そこで、北海道が条例制定に至った政策的背景、議会における議論の経過、関係団体との合意形成のプロセス、施行後の効果検証や課題認識等について詳細に調査を行った。
本調査は、本県における今後の条例制定の可能性を含めた制度設計の検討、ならびに実効性ある被害防止策の構築に向け、極めて有意義な示唆を得るものである。

本日の視察は、教育の多様化の推進と働く環境の安全確保という、いずれも県民生活に直結する重要課題について、先進的事例を直接確認し、具体的知見を収集する実践的かつ成果志向の調査となった。今後の政策立案および県政運営に着実に反映させて参ります。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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