選挙に「ネット活用」80%
神奈川県内・町田地方議員 本紙が独自アンケート
今夏の参議院選挙からインターネットを使った選挙活動が解禁される見通しとなった。これを受け、タウンニュース社では、紙面を発行する神奈川県と 東京都町田市の全地方議員に独自アンケートを実施。その結果、「解禁後、選挙にネットを活用する」との回答が80%で、ネット選挙への関心の高さを示した。
アンケートは本紙発行の神奈川県と東京都町田市の全地方議員933人に対し、3月上旬から中旬にかけ実施。回答者数は613人で、 回収率は66%だった。質問は【1】現在、インターネットを活用して情報発信を行っているか【2】活用している情報発信サービスの種類【3】解禁後、インターネットでの情報発信を活用するか【4】解禁後に活用したいサービスの種類――の4点。
【1】については73%が「活用」と回答。 【2】は80%の「ホームページ」が最も多く、「個人ブログ」59%、「フェイスブック」49%(複数回答)の順になった。また、【3】の「選挙にネットを活用する」は80%。「より多くの人に情報発信ができる」「若い世代に有効」といった理由から、現在はネットを活用していない議員も、選挙には利用した い意向だ。
49歳以下「活用中」92%
世代別では、49歳以下の92%がネットを活用。50歳以上の63%に対し、29ポイントも高い結果となった。しかし、選挙でのネット活用には、50歳以上の74%が意欲を示す。「活用方法を勉強して採り入れたい」という声が多かった。
政令市以外は68%
地域別では横浜、川崎、相模原の政令市でのネット活用が86%、それ以外の地域では68%と、都市部での利用率の高さが伺える。「地方では情報よりも顔が 見える方が大事」という声もあるが、選挙でのネット活用となると、政令市以外の地域でも「活用する」が77%となっている。
投票率アップに期待
全体の傾向として、選挙にネットを活用する意向が大半を占めるも、「誹謗中傷やなりすまし等の対策が必要」といった、ネットの仕組みを危惧する意見も多かった。一方「若年層の関心が高まる」「投票率が少しでも上がる」といった期待の声も多く寄せられた。
地域別全議員の回答結果
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