昨日の電車の人身事故と「県議会討論準備」と保育園の送迎/保育園の送迎は通勤の一部です
本日の本会議最終日、採決にあたり、県議団を代表して本会議「討論」に立たせて頂きました。討論に立つことのできる議員は、基本的に各会派で一名です。(ただし、賛成討論・反対討論、併せて二名の時もありますし、交渉会派であっても討論を行わない会派もあります。)本会議での、討論の発言のチャンスを頂いて、心より感謝しています。
会派を代表して行う討論ですので、わが団の場合は、政調会(政調会長:松本清議員)が中心となって行います。昨晩は、私も最後まで残って、責任を果たしたいと考えておりました。
そんな中、妻からのメールが届きました。「人身事故で電車が動かず、しかも、電車で新宿を出てから、すぐの事故だったので、電車から降りることもできない」とのことでした。保育所と学童保育に預けてある子供達の迎え時間も大幅に過ぎますが、夕食の手配だけは何とかして頂いたけれども、(電車が)復旧しても8時を大幅に回ってしまう見込みでありました。
乗車前ならば、新宿から横浜経由で、帰路につけるのに電車の中に缶詰になってしまったために、それもままならない状況でした。
夜7時近く、団会議終了後、政調会長他、政調会の皆さんにご理解頂き、私も帰路につきました。迎えは、8時半近くなってしまいましたが、私が子供たちの迎えをすることができました。県議団のためにではありますが、実質、私のために夜遅くまで準備して頂いた政調会の皆様には、申し訳なく思い、後ろ髪を引かれる思いでしたが、おかげで助かりました。本当に冷や汗をかきました。
職場の同僚はもちろんですが、保育所と学童保育の皆様のご協力にも感謝しています。
/閑話休題。
帰路の途中、自民党衆院議員の金子恵美総務政務官が公用車で出勤途中などに息子さんを保育所に送り迎えしていた問題、「公用車の私的使用疑惑」と報じられたことについて、あらためて考えました。
記事では「公私混同も甚だしい」との国会関係者の話を紹介して批判しているとのことです。一方で、公用車については、常に総務省の運用ルールに従っていたといい、同省でも、ルール上問題はないと言っているとしています。
タレントの真鍋かをりさんは、6月30日朝放送のTBS系「ビビット」への出演で「仕事の途中で保育園に送っていくことがダメなんだったら、もう働くお母さん誰1人、仕事と子育て両立できない」と発言をされていますが、賛成・反対と意見は割れています。
また、フェイスブックでは、
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保育園の送迎は通勤の一部です。
以前の職場での話ですが、保育園の送迎のため、通勤経路が変更になった職員には交通費が支給されませんでした。まだまだそういう企業は多いのではないでしょうか。
子育てしながら働く事への社会の理解を広げるためにも、金子さんには「保育園の送迎は私の通勤の一部です。」と言って欲しかったです。もしくは先輩代議士がそれを言ってあげればよかったと思います。
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という意見も目にしました。
今回の金子代議士のことがこのような形で報道されるということは、保育園の送迎は「きわめて個人的なこと」であるとの認識が、マスコミの中にも多くあるということ、つまり、保育園の送迎は「社会的なこと」とは認識されていないということがわかりました。
「子育ての社会的支援」を進めていくには、働くお母さんをもう少し応援してあげてもいいように思います。「保育園の送迎は通勤の一部」といえるような社会を作りたいと思っています。
カテゴリー:活動日誌, 佐藤知一コラム
2017年07月06日 23:49