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県議会本会議一般質問においての私の提案が、カタチとなりました。/県庁前の日本大通りが毎週日曜日「歩行者天国」に -様々なイベントなどを通じて日本大通りの更なる魅力向上を進めます-

平成30年6月25日 県議会本会議一般質問においての私の提案が、カタチとなりました。


この10月7日(日曜日)から、毎週日曜日の午前9時~午後5時は、県庁前の日本大通りが歩行者天国となることが、昨日、記者発表されました。 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/yi4/prs/r2139686.html

神奈川県庁前の日本大通りが歩行者天国となったことで、神奈川県としても、多くの県民が楽しめる様々なイベントを行うとのことです。


これは、私の一般質問答弁を受けたブランド構築の第一歩です。


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知事答弁要旨記録(国際文化観光局文化課)

平成30年6月25日(月) さとう 知一 議員(会派 かながわ国民民主党・無所属クラブ)


本会議 一般質問(質問要旨)

3 グローバル人材の育成とマグカルの取組について

(1) 日本大通りを中心としたブロードウェイの街づくりと県庁周辺施設においてのマグルの取組について知事は、いわゆるブロードウェイ構想を打ち出している。

本県のインバウンド・アウトバウンド観光施策の推進にあたっては、さらに科学的かつ、戦略的に実施することが重要であると考える。目覚ましい成功を収めつつある横浜DeNAベイスターズの「コミュニティボールパーク化構想」の対象エリアは、県民ホールと神奈川芸術劇場を一体的に活用したマグカル推進のエリアと重複するものである。2020年の東京五輪に向けて、県庁周辺の地域のにぎわいをつくり出すことが大事である。

そこで、「コミュニティボールパーク化構想」のように官民連携して、この地域全体の知名度向上を見据えた具体的なマグカルの取組を行うべきと考えるが、所見を伺いたい。また、ブランド構築の視点から、エリアとしての「日本大通り」をもっと活用するべきであると考えるが、併せて所見を伺いたい。


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(知事答弁)グローバル人材の育成とマグカルの取組についてお尋ねがありました。日本大通りを中心としたブロードウェイの街づくりと県庁周辺施設においてのマグカルの取組についてです。県庁周辺に位置する県民ホール及び神奈川芸術劇場KAATは、指定管理者である公益財団法人神奈川芸術文化財団が、施設を一体的に管理し、2館連携して良質な文化芸術の発信に取り組んでいます。県民ホールは、舞台設備等の大規模改修を行い、この6月にリニューアルオープンしました。

より魅力的な公演を実施できるようになり、世界屈指といわれるローマ歌劇場の協力を得て、オペラ「アイーダ」を新たに制作し、10月に公開する予定となっています。また、KAATにおいては、昨年から「劇団四季」の上演が実現し、「オペラ座の怪人」は、14万人もの観客を動員しました。今年も引き続き、多くの方々がこの地域を訪れるものと期待しています。

さらに、創造型の劇場というコンセプトのもと、一般向けのネット予約が初日に完了した「バリーターク」をはじめ、好評により昨年再演された「ミュージカル ヘッズ・アップ!」、さらに、ミュージカル「マハゴニー市の興亡」など、KAAT生まれの作品を次々と上演しています。一方、日本大通りでは、駐日ベトナム大使館との共催による「ベトナムフェスタ in神奈川」や、民間事業者との共催による「全国高等学校日本大通りストリートダンスバトル」などを開催し、毎年、数多くの方々を集めています。

今後、日本大通りにおいて、民間事業者等とも連携しながら、土日などにより多くの文化イベント等を開催し、「日本大通り周辺では、いつも何かしらの文化イベント等を実施している」というイメージを地域ブランドとして育て上げ、地域全体の知名度向上を図ってまいります。私からの答弁は以上です。


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(要望)知事、ご答弁ありがとうございました。

意見を申し上げます。日本大通りを中心としたブロードウェイの街づくりと県庁周辺施設においてのマグカルの取組についてでありますが、今非常に素晴らしい答弁をいただいたと私は認識しておりますけれども、私も知事も最後の任期1年間であります。この1年間が勝負であると思っており、このマグカルの取組み、ブロードウェイの街づくりというのは、恐らく黒岩知事の街づくりの原点ではないのかなと思っているところでありますし、私としても、これまで2期に渡って議員として務めさせていただく中で、厳しいことを非常に指摘してまいりましたけれども、なかなか結果が見えてこないもどかしさといったものも感じているところでありました。 本県のインバウンド観光施策でもあるマグカルは、観光目的地としてのブランド構築をスキップして、いきなりプロモーションから着手されている印象がある、と先ほども述べさせていただきましたが、インターネットに頼ってしまったり、プローモションばかりをこなしていてもなかなか定着してこないかなというのが実感であります。イタリアやフランスの観光都市のような地域は、ディスティネーション、つまり観光目的地としてのブランドが構築され、そのイメージが届いている状況があれば、こちらのほうからどれほど魅力的な旅行先なのか説明する働き掛けをしなくとも、旅行者の側が、行き先の候補にあげます。 こういったイタリアやフランスと比べてもどうしようもないよという意見もあるかもしれませんが、こういった世界的観光都市ではなくとも、昨年3月、県政調査にお伺いした、香川県の直島のように小さな自治体であっても、民間企業と共におよそ10年間ぐらいをかけてブランドイメージを構築した結果、国内はもちろん、むしろ国内よりも世界で有名な観光地となっている事例も日本にはあります。 私も実はお伺いするまであまりよく知らなかったのですけれども、その後調べていくと、世界の方々、特に外国人の方にお話をすると、直島のことをよく知っている。比較的お金を持たれている外国人、時間とお金にゆとりのある方々は、直島には一度行ってみたいというイメージが届いていることに驚きました。 観光政策を実のあるものとするためには、科学的かつ、戦略的に実施することが必要です。観光政策、マグカルの取組についても、投資に対するリターンを明確にした上で、先進自治体や民間の取組について、科学的調査を実施すること、具体的には、より洗練された都市イメージの形成、多様な提供価値のショーケースにする、といったことが強く求められていると思います。


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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

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