• このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を印刷

本日も本会議/昨晩の意見発表(委員会討論)

本日も補正予算が上程され、本会議が開かれています。午後からは私の所属する総務政策常任委員会が開かれ、私も質問に立つ予定です。昨日の総務政策常任委員会の再開は、午後7時5分。以下は私の意見発表(委員会討論)です。

先日の質問では、「真面目に働くお好み焼き屋の女将さんが、鉄板をまえにアクリル版をどこに置こうかと悩み、日々、コロナ対策に頭を悩ませながら営業を続けている。真面目に営業している方々がいて、一方では、全て無視して営業をしている店もある。県は、どちらを向いて仕事をしているのか。」とマスク飲食を所管する当該委員会で、しっかりと触れました。昨日も地元の居酒屋店主の方からの体験を引用させて頂きました。
~~~
【県政会さとう知一 意見発表】
県政会議員団として、総務政策常任委員会に付託された議案について、賛成の立場から意見要望を申し上げます。本日8日、県内では、新たに322人の新型コロナウイルス感染が発表されました。1日当たりの新規感染者数が300人を超えるのは5月21日以来、48日ぶりとのことです。県内にも出されている、まん延防止等重点措置が延長される見通しの中、現在対象の小田原・座間の2つの市については、外す方向で、横浜・川崎・相模原の3政令市に加え、人口10万人あたりに占める新規感染者が多い厚木市と、合わせて4つの市になる見通しと報道されています。

はじめに マスク飲食についてですが、今回、「政策局を中心とするこれまでの対応状況」が報告されています。協力金につきましては、マスク飲食が推奨されており、交付要件となっていることから、マスク飲食は、とても重要です。一方で、私も含めて、マスク飲食は、なかなか難しく、徹底することができません。街を歩く際、焼き肉店やレストランなど、外食しているようすを外から窓越しにほぼ毎日、みていますが、マスク飲食をしている様子を確認することは現在に至るまで、できていません。質問を通じて、マスク飲食実施店についても、マスク飲食の実施率調査すらされていない状況でありました。

また、マスク飲食実施店の認証については、調査結果に基づき、認証の可否を審査させて頂くシステムでありますが、例えば、厚木市においては、調査のために訪問した審査員が、予定時間に大幅に遅れた挙句、入店し調査を始めようとする際に、入口にあるアルコール消毒を素通りし、審査を受ける店主に「アルコール消毒をして下さい」と注意をされたという案件もあったようであります。入店時のアルコール消毒の徹底も含めての調査であれば、非常に高度なテクニックであるとも思いますが、訪問する認証検査員の質の担保については、これまでも私たち県議団として指摘をしてきたところであります。

マスク飲食実施店については、アルコール提供を認める方向であり、併せて、一定の期間に申請をした店舗についても、いったんアルコール提供を認め、順次、認定水準に達しているかを確認する方法も検討しているとの報道もあります。審査員の質も水準に達しているとの前提でのことであるとも思いますが、今後は、申請数も膨大に増加することが想定されます。そもそも、マスク飲食実施店において、マスク飲食の実施率が、どの程度なのかということすら把握しておらず、今後は、アンケートによってそれを図ろうとする何とも言えない県の姿勢が、まん延を防止できない原因の一端がある との指摘もあります。
我が団としても、大船駅周辺や本厚木駅周辺等においては、時間外のお酒ありますよ。の呼び込みが減っていない、公平性に欠けると指摘をしてきました。そうした飲食店に対しての県の姿勢は、まじめに まん延防止に取り組む店舗の想いに向き合っていると言えるのでものあるのかどうかを含めて、いま一度、皆さまの事務事業と向き合って頂きたいと願います。マスク飲食の推奨が、協力金についての交付要件であり、今後は、アルコール類提供の前提とすることも検討されている中、「マスク飲食」の定義すらされず、言葉とイメージだけで事務事業が行われていることは、これまでの質疑を通じて、指摘をさせて頂きました。コロナ禍、行政運営については、県民に寄り添った柔軟性は必要であると思いますが、県職員の都合に合わせて変幻現自在な「マスク飲食」と言われないような対応を望みます。
次に総務局所管事項についてです。厚木市役所の厚木市中町2-2地区への市庁舎移転について、「県央地域県政総合センター」や「厚木県税事務所」が入居する予定であるとの報道がありました。すでに基本設計に入るとのことでした。これまでの「県央地域県政総合センター」「厚木県税事務所」の移転について、県によるこれまでの公表状況について確認しました。質疑を通じて、移転のデメリットなどについて、あまり把握されていないという印象をもちました。ここ数日、県内を含む国内において、大規模な豪雨災害が発生しています。 当該地域は、日常的な渋滞を含む交通の利便性や浸水など災害発生時の対応拠点として機能するのか等が、長く議論されてきたエリアでもあります。「県央地域県政総合センター」は、相模原市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村の政令市一つを含む6市1町1村を所管しています。「厚木県税事務所」は、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村の5市1町1村を所管しています。神奈川県と厚木市だけで完結するものではなく、現在のように厚木市に丸投げといった 姿勢とみられないよう、県としての責任感が伝わるような主体的なコミットを要望します。コロナ禍、黒岩知事及び、県庁職員の皆様に対しては、県民も非常に大きな期待を寄せています。昨日は七夕でありましたが、子ども達の短冊には、マスクを外して外で自由に遊びたいといった言葉が並んでいました。終わりの見えにくいコロナ禍にあって、県民目線を忘れず、アウトカムを意識して、まじめに取り組む県民の側に立って、事務事業に取り組んで頂けるよう要望します。以上、申し述べ、 本委員会に付託されている諸議案に賛成することを表明して、県政会県議団としての意見発表といたします。 以上です。
~~~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を印刷

県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

佐藤知一

プロフィールを見る

BLOG

佐藤知一の政治の村ブログ

一覧へ