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貧困家庭への支援についての私見

実は8月3日、障害当事者(グレーゾーン近い方)からご相談を受けて、フードバンクあつぎを紹介させて頂きました。厚木市と民間NPOとの協働事業なのですが、この事業、生活保護の方には食品などを提供することが出来ないのです。
そもそも困っている状況は、個々に異なり、生活保護受給者であっても何らかの理由で支給日前に食べ物が底をついてしまうことも十分に考えられます。その助けを求めてきたい人に対して、門前払いをするという本末転倒な運用に愕然としました。(今回の相談者は手続き中につき、配布を頂いたそうです)

2020/09/27に成澤 廣修文京区長を講師に「コロナ禍での子育て支援~「こども宅食」等、文京区での取り組み」について、ZOOM勉強会をしました。
「日本の子どもの「7人に1人」、ひとり親家庭の子どもは「2人に1人」が貧困状態にあり 、非常に厳しい状況です。そこには、「生活に困っていることを、知られたくない。」「自分から、助けは求めにくい。」という心情もあり、子ども達に支援が届きにくい状況です。産まれた家庭によって未来が左右されないよう、支援を届けていきます。」
今の支援のトレンドは、とにかく支援を求める人に対しては、関係を切らないことが一番大事です。

生活保護の親が金を使い込んで、子どもが食べられない状況も子供支援を行う方たちの間では、よくある話です。例えば、父親が、使い込み、母と子がものを食べられない貧困家庭も想定できる中、厚木市の対応は、本当によくわかっていないなと改めて思いました。

現場で働くボランティアの皆さんや市の職員さんには、本当に感謝しかないですが、この対応は、やはり、「生活保護受給家庭には渡せない」という対応は、かなりずれていると言わざるを得ません。生活に困っているから、恥を忍んで窓口に行かれるわけです。しかもそこで、生活保護受給の有無を確認して配布(生活保護者には配布しない)するなんて、私からすれば、考えられない対応で、あり得ないことです。本当に残念です。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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