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道灌まつりとインボイス反対


本日、議会最終日。明日から「伊勢原観光道灌まつり」と「商工まつり」が9月30日(土)と10月1日(日)に開催されます。多くの皆様のお越しをお待ちしております。




そんな中、インボイス制度が10月からスタート予定。私はこの制度に反対しております。過去のFacebookでも発信してますが、そもそも消費税という税制度に疑問を持っています。理由は以下の通り。



日本の事業者の消費税計算には、一般課税方式と簡易課税方式があり、簡易課税方式が約75%を占めています。



例:一般的な卸売業(売上1000万円の場合)の消費税の計算方法



1. 課税売上高×消費税率(1,000万円 × 10% = 100万円)

2. 卸売業のみなし仕入れ率は80%。仕入控除税額は(100万円× 80% = 80万円)

3. 課税売上高の消費税から仕入控除税額を引く。

(納付税額=100万円- 80万円= 20万円)



したがって、この事業者は、消費税として20万円を納付する必要があります。



インボイスの最大の問題点は、「課税売上高」に税率10%が課されるという部分です。そもそも、仕事上の利益について、個人事業主は所得税、法人は法人税を支払っています。どちらも「利益」に課税され、消費税はさらに「売上」に課税されます。この二重に課税される仕組みってどうなの?って、思ってしまいます。



しかも、消費税は利益が出ようが赤字だろうが、売り上げ額に10%課すという残酷な税金です。あなたがコンビニで110円のおにぎりを買って「10円の消費税を支払った」と思っているその10円を事業者は消費税として納入するわけではありません。



おにぎり110円の中に、仕入れや人件費、光熱費、法人税等が入っており、消費税はそれらのひとつにすぎません。つまり、「消費税10円」は単なる「売価の一部」だということを、国民の皆様は理解されているでしょうか。



この消費税、売り上げが1000万円未満の事業者は免除されてきました。10月インボイス制度導入によって、消費税を一律課税されるというものです。単なる増税です。免税事業者は消費税を懐にいれていて「けしからん」という論法をメディアで聞きますが、全くナンセンスな話だということを、最後まで主張したいと思います。

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伊勢原市議会議員

安藤 玄一

あんどう げんいち

安藤玄一

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