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大山丹沢山系鳥獣等問題市町村議員連絡協議会研修会

2024年1月23日、伊勢原市体育館にて、私が幹事長として司会を務めた「大山丹沢山系鳥獣等問題市町村議員連絡協議会研修会」が開催されました。講師には麻生大学の加瀬ちひろ先生をお招きし、イノシシ保護管理の現状と課題についての有意義な研修が行われました。


イノシシの保護管理に関しては、現在の主な課題が「農林業被害の軽減」であることが強調されました。被害を及ぼす加害個体を中心とした捕獲が、被害低減につながることが議論されました。イノシシの個体数や密度を指標にするのではなく、具体的な被害を減らすことが重要です。


また、イノシシの特性と保護管理に関する話題も取り上げられました。被害防除には、環境整備や加害個体の捕獲など、種特有の行動や生態に基づいた技術開発の進捗が示されました。地域住民による主体的な活動の重要性、行政による正しい対策知識の普及・指導の必要性も話題になりました。


さらに、個体数管理においては、捕獲しやすい幼獣よりも、加害個体や繁殖可能な成獣個体を重点的に捕獲することが、被害と全体の生息数低減に効率的であることが提案されました。モニタリングでは、捕獲個体の体重や体毛の模様を使って成獣捕獲率を評価する方法も提案されました。


この研修会を通して、イノシシ保護管理の複雑な課題とその解決策について深く学ぶことができました。伊勢原市としても、今後の取り組みにこれらの知見を活かしていきたいと考えています。

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伊勢原市議会議員

安藤 玄一

あんどう げんいち

安藤玄一

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