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県央八市議会議員合同研修会

「県央八市議会議員合同研修会」


講演:インターネットと人とのかかわり合い~突然、僕は殺人犯にされた~


講師:スマイリーキクチ氏


スマイリーキクチ氏は、日本のお笑いタレント、俳優です。本名は菊池幸夫。1965年4月17日生まれ、神奈川県出身。1980年代後半からテレビやラジオで活動を始め、特に1990年代には多くのバラエティ番組に出演。彼のキャラクターは、その名の通り常に笑顔を絶やさず、明るくユーモラスな雰囲気を持っています。その一方で、過去に名誉毀損で訴訟を起こすなど、メディアでの誤報に対して積極的に法的措置を取ることで有名。また、ラジオのパーソナリティや俳優としても活躍しており多才。近年では、その経験を活かし、メディアリテラシーや人権問題についても発言しています。今回の講演では、彼がSNSを通じて身に覚えのない殺人事件の犯人だと一方的に書き込まれ、長年にわたって受けた殺害予告や誹謗中傷について自身の体験を基に語っています。


講演の要点


スマイリーキクチ氏は、お笑いのピン芸人として活躍していました。しかし突然、1999年に彼の出身地である足立区で起きた殺人事件の犯人だという誹謗中傷がインターネット上で広まりました。この誹謗中傷は極めて悪質で、所属事務所のウェブサイトに対する脅迫的な書き込みが相次ぎ、家族にまで脅迫が及んだそうです。当初、警察に相談しても相手にされず、人間不信に陥ったとのこと。しかし、2008年、被害届を提出し、複数の特定の人物が逮捕されました。さらに、2011年には自身の経験を綴った書籍「突然、僕は殺人犯にされた」を出版し、この問題について公に語りました。現在、スマイリーキクチさんは自身の経験を踏まえて、インターネットのマナー講座や講演、執筆活動を積極的に行っています。彼は、インターネット上での誹謗中傷に対抗し、正しい情報判断の重要性を訴え、特に若い世代に対する啓発活動も行っています。講演では、新型コロナウイルスのデマやいじめ、能登半島地震のデマ情報に対しても警鐘を鳴らし、言葉の力が人々にどれだけの影響を与えるかについて訴えられました。また、自身の経験から、被害を受けた場合の対処法を紹介、SNSの適切な使用方法と情報判断の大切さを強調しておりました。スマイリーキクチさんの講演は、インターネットが不可欠な現代において、誹謗中傷やネットいじめの危険性について警告し、正しい情報の普及とマナーの重要性を伝える重要なメッセージを含んでいました。

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伊勢原市議会議員

安藤 玄一

あんどう げんいち

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