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大阪・関西万博開会式テレビ生中継に手話通訳なし。残念です

あんなに幼かった子ども達も、それぞれ高校生、中学生になって色々と自分の意見を言うようになりました。中一の長女とは一緒に万博の開会式をテレビで見ましたが、夕食時、高一の長男と一緒になって、「万博なんて、赤字で云々・・・」とネットで知ったような情報を意見として私にいいました。自分の意見をきちんと言えることは、とてもいいことで親としても嬉しくもあります。

私が子供たちに言ったのは、以下の3点。
1,万博の経済効果は3兆円(正式には約2.9兆円)あり、開催されればその時点で成功。例えば、会場の夢洲は埋め立てただけでは、周辺に企業も来なければ、何も活用されない場所となるが、万博を開催することで、電車や道路、橋などのインフラも整い今後の活用スピードは飛躍的なものとなる。大阪の中心部もグラングリーン等、再開発が進んでいるが、東京圏エリアでも横浜みなとみらいの再開発を行って、都心以外にも魅力あるエリアをつくったように大阪においても夢洲を魅力ある場所にすることが必要である。
2,前売り券は目標達成していないが、現時点で1千万枚を超えている損益分岐点は1800万枚と言われているが、おそらく超えるだろう。私(さとう)は経済効果を考えれば、十分だと思う。
3,この万博が世界に与える影響が(主催者が言うように)期待通りに大きなものとなれば、100点満点だが、私(さとう)は、もしそうならなくとも前述の2点で、十分に意義のあるものとなり得る。

《それよりも問題は》
それよりも問題は、NHKの開会式生中継に「手話通訳がなかったこと」です。
「東京オリンピック2020」は「多様性と調和」がテーマでしたが、7/23の開会式の放映に、手話通訳がありませんでした。これは、障害者権利条約及び障害者差別解消法の観点からみても適正な対応とは言い難い状況と私たち(超党派手話推進議員連盟)は、全日本ろうあ連盟、情報保障推進NPO(インフォメーションギャップバスター:IGB)と連携して動き、閉会式では、Eテレに手話通訳が付きました。
「今後も同様のことが無いように」と私たちは、都庁記者クラブで記者会見も行いました。
閑話休題。今回の開会式には、車いす等の障害当事者やジェンダー等にも配慮した演出がされていたように感じましたが、それだけに残念でした。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

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