毎日新聞(ジャイアントパンダ 県「再貸与へAWと連携」 4頭返還控え 県議会、質問相次ぐ/和歌山)
本日も神奈川県議会本会議一般質問。
毎日新聞(ジャイアントパンダ 県「再貸与へAWと連携」 4頭返還控え 県議会、質問相次ぐ/和歌山)「和歌山県白浜町のレジャー施設『アドベンチャーワールド(AW)』で飼育されているジャイアントパンダ全4頭の中国帰国を控え、和歌山県議会経済警察委員会で6月24日、パンダと観光振興を巡る質問が相次いだ。尾崎要二県議(自民)は『新たなパンダが来るのか、心配する気持ちはどの議員にもある。中国側への要望など、議会も県とスクラムを組んで頑張りたいと思っている』などと述べ、パンダに関する県の取り組みについて~」との報道があり、和歌山県議会でも質問が相次いでいるようです。
この知らせに触れて、ふと家族で訪れた日(2016年3月)の記憶がよみがえってきました。子どもたちがまだ小さい頃。家族旅行の行き先として選んだのが白浜で、「アドベンチャーワールドにパンダがたくさんいるらしい」と聞きつけて立ち寄ったのでした。

現地に着いて驚いたのは、パンダとの距離の近さです。あの分厚いガラス越しに姿をチラリと見るのが当たり前だった自分たちの世代にとって、柵ひとつ隔てたすぐ向こうに、子パンダたちがのびのびと過ごしている光景は、まるで夢のようでした。ごろごろと転がりながらじゃれ合う姿、竹をかじっている親パンダの堂々とした佇まい――それらが目の前に、ありのままの姿で広がっていたのです。
まるで放し飼いのような自然な展示環境。動物たちがのびのびと暮らすその空間は、人間が「見る」場所というより、彼らの「生活」にそっとお邪魔させてもらっているような、不思議な感覚を与えてくれました。
思えば、私たちの世代にとって「パンダ」といえば、上野動物園のランラン・カンカン。テレビのニュースで話題になり、実際に会いに行くとなると、長蛇の列に何時間も並び、やっとの思いで分厚いガラス越しにその姿を一瞬だけ目にする、そんな存在でした。あのときの感動はもちろん大きかったですが、白浜で味わったパンダとの距離感は、まったく別物でした。それだけに、アドベンチャーワールドのパンダたちがいなくなるというニュースには、どこか寂しさを覚えます。自分たちが体験した、あの「近くて、温かい」パンダとの思い出が、これからの世代にもずっと続いてほしいと、願わずにはいられません。
2025年06月25日 16:06