一昨日は、土用の丑の日
一昨日は、土用の丑の日でした。私の実家は、昭和二十年創業の鰻と季節の郷土料理を提供する料理店です。私自身も、議員を志すまでは調理師として修業を重ね、実家で腕を磨いておりました。(実家は実弟が4代目を継いでいます)
「出来の悪い鰻屋の倅(せがれ)」として、今ではFacebookやブログに投稿するくらいしか手伝うことはできませんが、本日は実家から鰻重をテイクアウトし、家族揃って昼食を共にしました。長蛇の列を避けて時間をずらし、ありがたくいただきました。
私は、幼いころからこの季節になると毎年、家族で鰻重を食べて育ちました。うなぎ屋の息子として、これは欠かせない夏の風物詩でもあります。
そんな父が、先週病気の診断を受け、来月には手術を控えています。検査入院のわずか二日後には現場に復帰し、今も鰻を捌き、焼いています。現在は仕込みと午前中の板場のみという制限はあるものの、その姿勢と信念には、ただただ頭が下がるばかりです。
「あと何回、父の焼いた鰻を食べることができるだろうか」――そんな思いを胸に、今日は家族で少し贅沢な昼食をいただきました。

2025年07月21日 13:07