ドイツ公式訪問三日目/e-mobil BW(エー・モービル・ベーベー)(州政府が全額出資会社)/バーデン=ヴュルテンベルク州政府(ヴィンフリート・ヘルマン 交通大臣 ほか関係局幹部)
神奈川県議会 ドイツ公式訪問(3日目)
11月11日(火) 視察・意見交換スケジュール
③ e-mobil BW(エー・モービル・ベーベー)(州政府が全額出資会社)訪問
対応者
• フィリップ・プリンツ 氏(ナレッジマネジメント責任者)
• ハイケ・パッサウアー 氏(国際協力担当)
主な議題
• バーデン=ヴュルテンベルク州における自動車産業エコシステムと国際競争戦略
• EVシフト(電動化)の政策工程および地域経済・雇用への波及と対応策
• 州政府による産業支援策(企業支援、研究投資、人材育成、スタートアップ連携)
• 次世代モビリティを支えるイノベーション創出支援体制の全体像
概要
e-mobil BW は バーデン=ヴュルテンベルク州政府が全額出資し設立した電動モビリティ推進の中核機関であり、産官学連携による技術開発支援、企業の電動化転換サポート、国際連携、イノベーション創出政策のハブとして機能している。
ドイツ有数の自動車産業集積地である同州が、電動化・デジタル化・自動運転など次世代モビリティへの移行を州主導で戦略的に支援している点は極めて注目度が高く、特に—
• 研究機関・企業・スタートアップの協業ネットワーク構築
• 中小企業の技術転換・競争力強化支援
• 産業構造変革に伴う人材の再教育・高度人材育成
• 官民一体での実証実験・資金支援スキーム
など、地域産業の持続的発展モデルとして、神奈川県の産業政策の高度化にも大きな示唆を与える。
⸻
④ バーデン=ヴュルテンベルク州政府 訪問
対応者
• ヴィンフリート・ヘルマン 交通大臣 ほか関係局幹部
主な議題
• 環境先進国ドイツのエネルギー転換・脱炭素政策の体系
• 再生可能エネルギー導入加速と技術革新支援
• 自転車先進国モデル(専用レーン整備、安全対策、利用促進政策)
• 鉄道・公共交通・自転車を統合した持続可能な交通体系
• MaaSの実装深化、データ連携による次世代モビリティ政策
概要
環境対応・交通政策の両面で世界をリードするドイツの政策哲学と実行力を確認。特に、自転車インフラの体系的整備やMaaS高度化による「移動の再設計」は、県民の生活利便性向上と脱炭素社会の同時実現に向けた重要な知見となる。
2025年11月11日 23:30