22時まで続いた決算審査で考えたこと
決算審査はチーム戦だ。
昨日は、教育福祉常任委員会の決算審査でした。終了は22時。
私の経験では、おそらく過去一番遅くまでの審査になりました。
長時間ならば良い審査だというわけではありませんが、とにかく疲れて、家に帰ったのは23時近くでした。他の委員会でも、今年は例年より遅い時間まで審査が続いたと聞いています。
決算書には無数の事業費があり、取り上げようと思えば、100でも200でも質疑は可能。
AI活用が進んだことが原因かは分かりませんが、今年は各委員からの質疑数が多く、副委員長として各分野の最後に質疑をする私は、自分が質問しようとしていた内容を、どんどん他の委員に先に聞かれていくことになりました。
これは個人戦ではなく、チーム戦だ
ある委員が不用額を聞き、別の委員が利用実績を聞き、また別の委員が制度の運用を聞く。委員会として、市の決算をどれだけ網羅的に審査できるかが大事だと、昨日は強く感じました。
また、これだけ多くの質疑で網羅的に審査していれば、この会議録は今後の予算や決算の分析にかなり使えるなとも考えていました。
まさにAI議員脳
決算審査について、特に新人の頃に言われたのは、「決算は結果だから、確認することが大事」「逆に予算はこれからのことだから、厳しい目で見なければいけない」という言葉でした。
この指摘は、AIがない時代にはもっともだと思います。ただ、AI時代の審査においては、決算も分析データとして残すのだという意識が必要だと思います。
これまでも会議録は残してきましたが、その多くは、必要な時に検索するためのデータでした。これからは、予算や決算を審査する際の基礎データの一部として、活用されていくことになります。
そう考えると、執行部の答弁も、より緊張感のあるものになっていくはずです。
最近、別の議会で、毎回100以上の質問を出す議員がいて、「他の議員は全然仕事をしていない」と揶揄する人がいる、という話を聞きました。
100問したから優れた議員だとは思いません。特にAI時代には、質問数そのものは評価の基準になりません。
しかし、質問量がありがたいことも確かです。それだけの質疑と答弁が会議録に残れば、分析に有効に使えるからです。
さらに、もっと理想を言えば、想定される答弁は、事前にデータで議員に提供できるのではないか、ということです。
決算であるがゆえになおさら、前段で聞く内容は積算根拠や出来事など、もう終わったことの説明が多くなります。
なぜこの金額になったのか、なぜ不用額が出たのか、当初の見込みと何が違ったのか。これらは必要な確認ではありますが、そこにかなりの審査時間を使っています。
たとえば、まずは不用額の多い事業から始めてはどうか。
予算額、決算額、不用額、不用率をExcelで一覧にして、不用額をクリックすればハイパーリンクで説明のセルに飛べるようにし、翌年度には前年の数字や説明も残しておく。やりようはあるはずです。
積算根拠や不用額の理由を、こうしたデータで事前に示してもらえれば、議員にとっては有効な審査資料になり、AIに食わせて分析することもできます。
それは職員にとっても同じです。
毎年同じ説明を一から繰り返さずに済み、過去の積算と実績の違いを振り返る材料になります。議員にも職員にも、貴重なデータの積み重ねになるはずです。
今までは、会議録がそれでした。AI時代には、会議録に残る質疑の数が、審査の質につながるようになりました。これからはその先を目指すべきだと、昨日の決算審査の最後に意見として述べました。
いかに網羅的に審査し、それを残し、次の審査に使えるか。その蓄積が事業の評価につながり、税金を最小の投資で最大の効果を出すことにつながると考えています。
来週の一般質問でも、この件について提案していく予定です。
2026年09月26日 20:00