【お知らせ】衆議院議員の情報は解散前(2024年10月9日)のものです

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

三浦市長選 2017 立候補予定者アンケート

市政継続か、改革か 現・新2氏の一騎打ちへ

 任期満了に伴う三浦市長選挙(6月11日告示、同18日投開票)の動きが活発化している。12年ぶりの選挙戦となる見込みで、飯田俊行氏(新人)と吉田英男氏(現職)が出馬を表明し、一騎打ちの公算。今月4日には三浦青年会議所主催の公開討論会が開かれ、産業、教育、医療などの政策をめぐり主張をぶつけあった=写真。(紹介は出馬表明順)


市民感覚の行政実現へ 飯田俊行氏(新人)

 

「改革こそが三浦市を変える」――。


 訴えるのは、市民が参加できるクリーンな市政運営。一市民として三浦で生活、地域活動する上で抱いた行政への不信感から次期市長選を見据えて、仲間らと立ち上がったのが今年2月。外郭団体や第三セクターへの助成金の見直しと経費削減、二町谷埋立地問題の精査と早期売却、歴史文化を活用した観光活性、情報公開。「12年の間で大きな課題が解決していない。市民は気付いている」。長期政権からの脱却と新市政発足へのうねりを肌で感じ、出馬表明の背中を押した。


 柱の1つとして掲げるのは、市長・副市長の報酬50%削減を皮きりにした財政再建。削減分を小児医療費助成制度の義務教育終了時(中学3年)まで引き上げ、食材価格高騰を理由に今年4月、18年ぶりの値上げとなった学校給食費などに充てたい考え。そのほか、子育て世代の移住定住促進には、「学童指導員の待遇改善や現在休診している三浦市立病院の産科の再開が必要」などと話した。


*  *  *


 3年後に開催を控えた東京五輪・パラ五輪。県内では事前キャンプ地の誘致に乗り出す市町村もあるなか、三浦市としてもこれを経済活性化の好機と捉え、三浦特産の野菜や海産物を選手村などでの食材提供に名乗りをあげてはどうかと提案。また、衰退傾向にある沿岸漁業底上げ策には富山、根室と並ぶ"日本3大深湾"で知られる相模湾の特性を活かし、深海魚をブランド化させる妙案を示した。


 市の長年の懸案課題である交通渋滞の解消には、引橋交差点に一点集中しない具体策が必要だと強調。東海岸道路の積極利用や「仮に京急三崎口駅からの鉄道延伸が難しいようならば、金沢シーサイドラインのようなモノレール構想もある」


 観光振興に関しては、海や船を使った観光、ジオパーク化といった今ある地域資源を活用した新たな商材の創出にも意欲を見せており、「これまで点だったものを線にしていく」と述べた。


 住民目線、市民感覚が第一義。一般企業での豊富な勤務経験を活かした舵取りで無駄の徹底カットをめざす。「これは挑戦」。自らを奮い立たせた。


雇用と産業振興が人を呼ぶ 吉田 英男氏(現職)


 3期12年、市内の現状をつぶさに見聞きし、市政運営に取り組んできた自負がある。依然として厳しい状況下にある市財政は自主財源の確保に努め、国・県の補助金交付やふるさと納税を積極活用。産業衰退や人口減少に影響される街の閉塞感を打破すべく始まったトライアルステイ(お試し居住)事業や県の「新たな観光の核づくり」事業なども進行していることから、「まだ道半ば。次のステージに向けて頑張りたい」との出馬への思いを語る。


*  *  *


 都心から約1時間というアクセスの良さもあり、日帰り客が圧倒的に多い市内観光。産業振興には滞在時間の延長、特に宿泊による消費額の増加をめざす必要があり、風景・食・体験など複合的に楽しめる工夫をしなければならないとした。また、「渋滞は大きな観光地の宿命」と休日を中心に発生する慢性的な交通渋滞に触れながら、三浦縦貫道路の2期区間が2019年の供用開始予定と紹介。県と足並みを揃え、着実に進んでいることを強調した。


 一次産業の活性化には、海外に目を向けるグローバルブランディングが必要と述べた上で、組合や生産者とともにキャベツやダイコン、マグロやサバなど"三浦ブランド"の認知度をさらに高め、産地間競争に負けない体制を整えていく。そのほか、水揚げ船の誘致のためのポートセールス、過去に10組の成婚実績がある農業後継者対策の婚活イベントの継続実施の意向を示す。


 止まらない若年層の流出には雇用環境の充実、産業づくりが急務。市だけでなく、半島という立地から近隣市との連携が不可欠だと話す。一方で、保育園待機者ゼロの継続をアピール。行政と現場の密なコミュニケーションで、人手や運営コストが特にかかると言われる0歳児保育のニーズにも対応できていると訴える。


 三浦市総合計画の重点施策にも据えられている市内雇用の創出が活性化のカギだが、前提として「三浦を好きにならないと、三浦に残ろうとは思わない」と持論を展開。「三浦を何とかしようと一緒に取り組める環境をつくりたい」と述べた。


 「三浦市は、人よし、食よし、気分よし」をキャッチフレーズに掲げ、さらなる前進と発展を誓った。


立候補予定者(左から名前・年齢・政党・新現・各SNS ※出馬表明順)

  氏名 年齢 党派 新現別 リンク
飯田俊行画像 飯田 俊行 68 無所属 twitter FB twitter
吉田英男画像 吉田 英男 61 無所属 twitter FB HP

アンケート結果

設問をクリックすると回答が表示されます
    飯田俊行画像飯田 俊行 ■評価できる施策:
    特に評価すべき点なし
    ■その理由:
    記載なし
    吉田英男画像吉田 英男 ■評価できる施策:
    シティセールスプロモーション(観光誘客)
    ■その理由:
    来遊客の増加、市内経済活性化
    飯田俊行画像飯田 俊行 ■評価できない(または課題と思われる)施策:
    公有地の利活用の点
    ■その理由:
    二町谷埋立地売却に関する失態、旧三崎高校跡地の活用問題と失態
    吉田英男画像吉田 英男 ■評価できない(または課題と思われる)施策:
    二町谷地区埋立地の活用
    ■その理由:
    財政再建の為の市の買取りはできたが、景気低迷により活用が実現できていない
    飯田俊行画像飯田 俊行 ■訴えたい政策(争点):
    全てに対する改革、その為には下記の重要点を訴えたい
    ・市長報酬の見直し ・公有地の利活用 ・徹底した情報公開
    ■その理由:
    ・財政再建は自らの報酬削減を行い、小児医療助成金制度の義務教育終了時迄の引き上げや学校給食の引き下げの財源を確保
    ・二町谷埋立地及び公有地の早期活用の実現を最優先
    ・天下り0%、公用車の適正使用、縁故採用の不可、長期政権の弊害の悪のしがらみを排除
    吉田英男画像吉田 英男 ■訴えたい政策(争点):
    三浦市における課題克服に向けた取り組み
    ■その理由:
    財政再建、人口減少対策、経済活性化
    飯田俊行画像飯田 俊行 三浦市の経済中心地は依然として下町が中心ではあるが、今後将来性を考慮しつつ検討しなければならないと考える。但し、三崎、初声、南下浦3地区の市民の皆様と膝をまじえて協議しベストな回答を出してゆきたい
    吉田英男画像吉田 英男 現市庁舎のある城山地区の活用を検討し、三崎港周辺へ経済的効果のある方策を示し、旧三崎高校跡地へ移転を検討する
    飯田俊行画像飯田 俊行 ■具体策:
    ・弱体化している農水産業を発展させる為の基盤作りを推進したい
    ・豊富な漁場の相模湾の有効活用
    ■その理由:
    三浦の農水産を国内にとどまらずグローバルスタンダード化し後継者対策の為の若者が従事出来る環境作りを推進したい
    吉田英男画像吉田 英男 ■具体策:
    後継者対策として「アグリdeデート」を継続し、婚活をはかる。新規就業者事業を継続し、農地の活用を図る
    ■その理由:
    農水産業は法のしばりでなかなかフリーな新規就業が難しい。農・漁協との連携を更に密にして
    飯田俊行画像飯田 俊行 常に市民目線での行政運営を行い、長期政権の弊害である悪のしがらみをたち切り、天下り・縁故採用・公用車の不正使用を全てをなくす。又助成金・補助金を精査し有効活用を行い市民本位の予算配分を行いたい
    吉田英男画像吉田 英男 シンプル・スピード・サービス、yesからのスタート、親切・真心・丁寧
    飯田俊行画像飯田 俊行 ■最も影響を受けた本:
    太閤記(吉川英治作)
    ■その理由:
    その人その人の適材適所にて能力を発揮して貰う生き方
    吉田英男画像吉田 英男 ■最も影響を受けた本:
    なし
    ■その理由:
    記載なし
    飯田俊行画像飯田 俊行 松輪近郊
    吉田英男画像吉田 英男 市内全て

PICK UP

意見広告・議会報告政治記事

一覧へ

NEWS

政治記事政治記事

一覧へ

WALL

政治の村 Facebook政治の村 ウォール