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藤沢市長選 2020 立候補予定者アンケート

独自アンケートを実施

 タウンニュース社では2月9日告示、16日投開票の藤沢市長選挙に向けて、立候補を予定している現職の鈴木恒夫氏(70)と新人の水戸将史氏(57)、加藤なを子氏(61)の3氏(2月5日現在)に独自アンケートを実施した。

 各立候補予定者への質問は、藤沢市における重要課題(選挙戦の争点)、財政・災害対策など9項目。前回(2016年)の投票率は27.81%だった。


立候補予定者(左から名前・年齢・政党・新現・各SNS ※出馬表明順)

  氏名 年齢 党派 新現別 リンク
水戸将史画像 水戸 将史 57 無所属 twi FB HP
鈴木恒夫画像 鈴木 恒夫 70 無所属 twi FB HP
加藤なを子画像 加藤 なを子 61 無所属 twi FB HP

アンケート結果

設問をクリックすると回答が表示されます
    水戸将史画像水戸 2030年をピークに人口減少を迎えるまでの残された時間に、持続可能な発展を行える体制づくりを行うこと。支出は抑制し収入を増やしながらも、市民が住み続けたい街であり続けることを両立させる。地域包括ケアを推進して健康寿命をのばし社会保障費の抑制。行政の効率化を図るとともに、民間資金を活用した公共空間の再開発。イノベーションの促進と積極的な社会実装により新産業を創出し、先端テクノロジーの成果を市民生活に還元。
    鈴木恒夫画像鈴木 超少子高齢社会への対応。今後10年程度は人口増となるが、高齢化は着実に進んでいく。これに対し、全世代を網羅した「藤沢型地域包括ケアシステム」の取り組みを進めている。今後は、医療福祉の連携強化や、市民・団体、企業、大学等のマルチなパートナーシップで、「支えあいの地域社会」を確立していく。
    加藤なを子画像加藤 ゆたかな財政を市民の暮らし優先に税金の使い方をきりかえること。村岡新駅建設に160億円、周辺整備を合わせると最大400億円も税金を使う計画を中止し、財政調整基金100億円もいかし、市民要望の強い全員制の中学校給食の実施・認可保育園の増設・バス助成制度の創設などで市民の暮らしを守る。
    水戸将史画像水戸 社会保障費をコントロールするためには予防的取り組みと地域の力が必要不可欠。地域包括ケアを推進し、健康のためのトレーニングコミュニティを作る。また、健康・医療・介護情報を一元管理するシステム構築により、効率的で適切なサービスを提供するとともに、個人が能動的に自分の健康を管理できるようにする。
    鈴木恒夫画像鈴木 財政面では、長期的な視点を持ち、財源確保には、市民が働き手・担い手として仕事や暮らしに充実感を持てるよう、ハード・ソフト両面の投資を行いつつ、支出では、毎年の歳出や負債を適正な規模にしていくことや、財政調整基金や公共施設整備基金の適切な活用が大切だと考えている。
    加藤なを子画像加藤 村岡新駅建設・周辺整備事業に最大400億円、新産業の森の開発に数百億円など不要不急の大型開発をやめ、その財源を社会保障にまわす。こうすれば財源を確保し、支出をコントロールできる。
    水戸将史画像水戸 小学校給食無償化、中学校給食完全実施による食育推進と、家庭の負担軽減を図る。また、病児保育や夜間保育の充実等、働きながら安心して子育てできる環境を作る。教育の視点では市内の大学と連携して学習コンテンツを作る等して、未来に必要とされる人材育成環境を整備し、安心して子供を任せられる公教育を実現する。
    鈴木恒夫画像鈴木 今後の子育て支援は、「未就学児の保育需要への対応」「放課後の子どもの居場所の充実」「産前産後サポート体制の確立」の三本柱が重要。これを実現していくためには、これまでの対策を踏まえ、新たに、医療、保健、福祉の面からも検討を進め、産後ケア、病児保育等、切れ目なく進めていく。
    加藤なを子画像加藤 認可保育園を増設。全員制の中学校給食を実施。中学校3年生までの医療費無料化の所得制限の撤廃・高校生までの医療費無料化。奨学金制度を拡充。マンモス校の解消。臭いトイレの改修。学童クラブの増設。
    水戸将史画像水戸 スポーツの街としての世界的知名度。市民に残る感動と記憶、スポーツが日常生活にとけこむこと。市民に醸成されたスポーツへの親しみを通じ日常的にスポーツを楽しむ街としてのブランドづくりを行い、知名度と合わせてスポーツツーリズムへと発展させる。セーリングはもちろんビーチバレー、スケートボード、サーフィン、トライアスロン、サイクリングと言った体験を観光資源化するため施設整備やイベント運営を行う。
    鈴木恒夫画像鈴木 先ずは市民力と地域力の充実。市民参加型の大会として盛り上げ、その後の市政運営においてもマルチなパートナーシップとして、様々な市民・団体、企業、大学等と連携し、藤沢の魅力の内外への発信や国際化への対応、様々な訓練を通じた防災力の強化、人権平和への意識向上などが進むことを期待している。
    加藤なを子画像加藤 セーリングの開催により、江の島がある藤沢市が世界に周知され、観光地としても誇れるようになる。
    水戸将史画像水戸 現マスタープランは撤回。村岡新駅開発は、土地の特性を活かしているか、藤沢の環境・文化発展に貢献するか等、多面的な検討が必要。現状の開発プランは、ただいたずらに通勤ラッシュを酷くするだけであり、藤沢市民の生活環境向上に寄与しないと考えている。そのため現プランでの設置は稚拙であり、撤回すべきと考えている。
    鈴木恒夫画像鈴木 村岡地区は、平成23年に藤沢市都市マスタープランの中で、6つ目の都市拠点に位置付け、街づくりに向け検討を進めている。先端技術の研究開発拠点も集積しており、これを市民生活に活用し、世界に発信するエリアとなることが期待される。村岡新駅については、今後事業費等を精査し事業実施の判断をしていく。
    加藤なを子画像加藤 「村岡新駅」設置には反対。村岡新駅・周辺開発事業は、市民のためのまちづくりではない。県が進めるヘルスケア・医療産業支援、企業呼び込み型の開発事業である。地域住民の願いは、コミュニティバス、デマンド交通の実施、狭い道路の改修や跨線橋での不便な交通問題などである。地域の困難や課題こそ解決すべきである。
    水戸将史画像水戸 より頻度の高い定期的な防災計画の見直しと、観光客も多い藤沢では誰もがその情報にアクセスできる環境整備が必要。全国的に行われている逃げ地図づくりと言った市民参加型の実効ある災害計画づくりを行う。また、災害の状況を瞬時に把握できる防災システムと、情報配信・提供を可能にするアプリを整備する。
    鈴木恒夫画像鈴木 近年、想定を超える大規模災害が発生している。これまで、洪水対策としては、長い年月をかけ、国県と連携し、5か所の貯留管の埋設や遊水池の整備に取り組んできた。今後も、息の長い取り組みを着実に進め、同時に分かり易いオーダーメイド型防災ナビの全戸配布等にも取り組み、あらゆる災害から市民を守る決意。
    加藤なを子画像加藤 最近の暴風雨は気候変動によるもの、CO2の削減対策など地球規模の取り組みが重要。気候非常事態宣言とともに、市長として、災害対策に関わる正規職員の増員、避難所の課題解決、福祉避難所の充実、正確な災害情報の提供など進めるべきと考える。
    水戸将史画像水戸 産官学が一体となって新産業の創出、農林漁業の6次産業化、観光業の育成の3本柱。イノベーションの社会実装を推進し、研究開発を促進して新産業を創出する。藤沢市独自の6次産業化サポートセンターを開設して農林漁業を徹底サポート。オリンピックレガシーを活かして宿泊型スポーツツーリズムを確立し、観光業を活性化する。
    鈴木恒夫画像鈴木 経済活性化については、中小企業支援、研究開発拠点や開発力の高い企業の立地促進、産官学や広域連携によるベンチャー支援と新産業創出、商業の発展支援等を基本戦略に、商工会議所などの経済団体と連携して進めていく。今後はオリンピックを契機に観光振興策の一層の充実等を加えて、取り組んでいく。
    加藤なを子画像加藤 住宅リフォーム助成制度、商店リニューアル助成制度を創設し、市内産業や消費者を支援し、経済の活性化をはかる。公契約条例を制定し、市内産業を支援する。市の発注する事業予算は、市内の業者に多く発注する。
    水戸将史画像水戸 40万人を超える人口、多くの大学・企業の集積、全国的知名度のある観光資源、そして藤沢を誇りに思う市民。様々な強みや魅力がつまっているが、バラバラでもある。まず、行政は民間(企業・大学・市民)とでっかい夢・ビジョンを共有してそれぞれの橋渡しをしっかり行い、藤沢の強みと魅力を結集するべき。
    鈴木恒夫画像鈴木 私は、藤沢で生まれ、この街の発展とともに育ってきた。この街は利便性も高まり、温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、「適当に都会で、適当に田舎」が藤沢らしさで、魅力だと思っている。こうした環境が住んでみたい街として認められ、子育て世代を中心に人口増加につながっていると考えている。
    加藤なを子画像加藤 気候温暖、自然がゆたか、利便性など数多くあるが、最大の強みは、ゆたかな財源があるということ。神奈川県下第3位のゆたかな財源をいかし、認可保育園の増設、全員制の中学校給食の実施、高齢者のバス助成制度の創設などを進めれば、住んでよかったといえるまちができる。
    水戸将史画像水戸 やはり幼少の頃から学生時代に遊んだ江の島はじめ海岸エリア。海水浴はもちろんのこと、釣りやサーフィンのために、しばしば自転車で通ったことが思い出される。藤沢を象徴する場所として、これからも良好な環境を維持し、誇れる街として継承していきたいと思う。
    鈴木恒夫画像鈴木 新春の箱根駅伝でお馴染みの「遊行寺坂の松のアーチ」が好き。藤沢は東海道の宿場町、また、遊行寺の門前町として栄えていた。往時の人の仕事が感じられ、歴史に富んだ東海道である。
    加藤なを子画像加藤 石川丸山谷戸。豊かな自然環境が保全されホタルなど貴重な生態系が維持されているから。

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