• このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を印刷

県政調査(初日)/本日の調査項目は「農業6次産業化・農観連携の取組~女性の視点を生かした経営実践~」/視察は、delicious farm 今野文隆 代表取締役にご対応頂きました

本日より、3日間、県政調査に宮城県・山形県に出かけて参ります。県外調査は、地方自治法第100条第13項の規定に基づき、議案の審査又は県の事務に関する調査等のために、議会から議員を派遣するものです。


今回の県政調査の調査項目は、「農業6次産業化・農観連携の取組」「電力・水素複合エネルギー貯蔵システム実証運転の取組」「障害者の施設から地域への移行に係る取組(障害福祉課)」「宮城県庁における県庁保育所の設置の取組(職員厚生課)」「地域支援センターとグループホームの運営」「Wi-Fiエリアの整備による観光振興、地域活性化の取組(インバウンド・国際交流推進課)」について、となっています。


初日となる本日は、デリシャスファーム株式会社(宮城県大崎市鹿島台)において、6次産業化の取組~女性の視点を生かした経営実践~について調査を行います。デリシャスファーム株式会社は、普及指導員や外部専門家を活用しながら、高糖度のデリシャストマトの生産・加工・販売を行っている。農林水産省の「6次産業化総合化計画」の認定を受けている。

味に重点をおいた品質の選択や、手作りでの生産、加工、ハウス等の一角でカフェの運営等、農産物の付加価値化をちゅおさすることにより、本県の6次産業化の取組に資するものです。


~~~~~~

デリシャスファーム株式会社

【会社概要】

1998年 「有限会社デリシャスファーム」 設立

2006年 加工部門 立ち上げ

2007年 「デリシャスファーム株式会社」に改組

2010年 「デリシャストマトファームカフェ」をオープン

2012年 「6次産業化総合化計画」の認定を受ける


【主な取り組み】

●栽培技術が難しく“幻の種”と呼ばれる「玉光デリシャス」(デリシャストマト )の定量出荷

●平成24年より国の「6次産業化総合化計画」の認定を受け、実需者に向けた新たな加工品の製造販売事業への取り組みを目指す

●農商工連携や農業の6次産業化の取り組みとして、ファームカフェ内で自社農産物の他、地元農業法人等の農産物を利用した商品提供

●平成25年度よりケチャップやジュレなどの加工体験、農園でのミニトマト収穫体験といった新しいプログラムもスタート

●生産を通して農産物の付加価値化と味の可能性を広げる挑戦を続けている

~~~~~~


六次産業化・地産地消法(地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律)に基づく総合化事業計画の認定を受けた事例も本県には多くあります。

農業者による加工・販売への進出等の「6次産業化」に関する施策については、私自身も過日の経済・産業振興特別委員会の中で、詳細に取り上げました。


本県においては、マーケット・イン型の農業産地確立支援を推進しています。出来たものを売り込むのが「プロダクト・アウト」であり、売れるものをつくるのが「マーケット・イン」であります。

従来のプロダクト・アウト型農業から、マーケット・イン型への農業へと転換することが、全国の産地にとって共通の取組課題であるとのことでありました。

本県は、マーケット・イン型の農業産地確立支援を行うとして、厚木市のコンサルに委託して、ヘルプデスクの設置やマニュアル作成を行っています。農業の6次産業化、マーケット・イン型の農業は、まだまだ「伸びしろ」と可能性があると実感しています。


【写真】: デリシャスファーム視察は、delicious farm 今野文隆代表取締役にご対応頂きました/昼食は、視察先のデリシャスファームで採れたトマトをたっぷりと頂きました。(食事代は全て自払いですので、念のため)/現地はローカル線も使って移動しています

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を印刷

県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

佐藤知一

プロフィールを見る

BLOG

佐藤知一の政治の村ブログ

一覧へ