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防災警察常任委員会 県外調査(最終日・3日目)/胆振東部地震(震度7)胆振管内厚真町の被災地を視察/一般社団法人厚真町観光協会(北海道厚真町)

本日は、防災警察常任委員会 県外調査(最終日・3日目)
本日の視察先は、一般社団法人厚真町観光協会(北海道厚真町)です。2018年9月6日03時08分、胆振地方中東部を震源とするM6.7の地震が発生し、北海道厚真町で震度7を観測しました。各地で土砂崩れや家屋の倒壊、液状化現象などにより、大きな被害が発生しています。実はこの「平成30年 北海道胆振東部地震」のちょうど一週間前となる、8月27日から30日までの2泊3日、私は、北海道のこのエリア(胆振地方)に現地調査(神奈川県議会厚生常任委員会 県外調査)に入っておりました。その後も本厚木駅前で、募金活動を行いましたが、胆振地方へ入るのは、その時以来となります。
本日は、実際に厚真町観光協会の方にバスにご乗車頂き、被害の大きかった地域を巡りながら当時の状況や現在の復興状況等についてご説明を頂きました。今回の二泊三日の県外調査(視察)ですが、「大規模災害時にライフライン停止等により水洗トイレが機能不全に陥ることを想定した、トイレの確保対策強化」「北海道警察本部(警察の配備体制等についても説明あり)」「自衛隊災害時広域応援体制の強化」についてこれまで現地調査をして参りました。本日の被災地視察・復興状況調査と併せて、非常に収穫の多い視察でありました。本日も暑い一日と仄聞しておりますが、最後までしっかりと調査にあたります。

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本県では、大規模地震による被害を軽減するため、平成28年度から令和6年度までを対象期間とした「神奈川県地震防災戦略」を策定し、県民総ぐるみでの防災・減災対策に取り組んで おり 、令和5年度は新たな戦略の策定に向け、被 害量の算出や取るべき行動を示すシナリオの作成等を行う地震被害想定調査に着手することとしている。北海道胆振地方中東部を震源とし、平成30 年に発生した北海道胆振東部地震は、北海道内に甚大な被害をもたらしたが、特に、震度7を観測した厚真町では大規模な土砂災害が発生し多くの死者を出したほか、田畑や建物等も多くの被害を受けた。一般社団法人厚真町観光協会では、実際に被害の大きかった地域を巡りながら当時の状況や現在の復興状況等について案内するガイドツアーを行っている。実際の被災地を目にしながら被害及び復興の状況を調査することにより、本県の地震災害対策に関する委員会審査の参考に資するものとする。
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2018年9月6日の胆振東部地震で最大震度7の揺れに見舞われた胆振管内厚真町の被災地を順にご案内頂きました。
写真は 厚真町の冨里浄水場。町北部の山沿いに18年8月に新設された施設は、わずか1カ月後に大規模な土砂崩れにのみ込まれたとのことです。これにより、厚真町のほぼ全域で断水が続きました。取り壊しが予定されていた稼働を停止していた旧浄水場をひと月ほどかけて再稼働して水の供給を再開したとのことでありました。現在の浄水施設は、被災から2年弱をかけて給水を再開したとのことでありました。「もし、旧浄水場が取り壊されていた後だったとしたら。と思うと恐ろしい」とのコメントもありました。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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