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地元主導による磯焼け対策活動への参加と環境教育の意義について

近年、全国的に問題となっている「磯焼け」は、神奈川県でも深刻な課題です。海藻が消失し、ムラサキウニが異常繁殖することで、海の生態系や漁業資源に大きな影響を及ぼしています。そうした中、地元の環境ボランティア団体が中心となり、漁業協同組合や神奈川県水産技術センターなどと連携しながら、ムラサキウニの駆除や生態調査に継続的に取り組んでいます。

本日は、私の長男(高校1年生)が、生物部の活動としてこの取り組みに参加し、現地でのウニの駆除や調査作業に加わらせていただきました。※この活動は、漁協等の許可のもとで行われており、無許可での採取は認められていません。
磯焼けの影響を受けたウニは、実入りが少なく、食用としての価値が低いため、一部は畑の肥料として使われています。今回持ち帰ったウニも、長男が自主的に殻を開け、わずかな実を家族で分け合いながら「うにパスタ」としていただきました。ほんの少しでしたが、海の恵みのありがたさを改めて感じる貴重な時間となりました。
このような活動は、自然環境の変化やその影響を子どもたちが直接学ぶ機会となり、「環境問題を自分のこととして考える」大切なきっかけになります。体験を通じた学びは、教室では得られない気づきや実感をもたらし、将来の環境保全意識の醸成にもつながるものと感じています。

最後に、今回の活動に際し、丁寧にご指導くださった地元環境ボランティア団体の皆様、またご協力いただいた関係機関の皆様に、心より感謝申し上げます。県としても、こうした地域主導の取り組みをしっかり支え、次世代への環境教育の推進に努めてまいります。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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