【１週間ダイジェスト】令和７年１２月１日〜令和７年１２月７日

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１２月１日（月）

【代表質問】

本日我が会派「かながわ未来県議団」の近藤大輔議員が会派を代表し、代表質問に登壇します。午後１時スタートとなります。答弁者は知事、企業庁長、教育長、警察本部長です。私も質問作成に関わったので、答弁が非常に楽しみです。懸案が少しでも前に進むよう議論するために、こうした質問の機会は非常に重要です。インターネット中継もあります。

https://kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/

１２月２日（火）

【老朽化する全国の上下水道管】

全国で水道管や下水道管の老朽化が深刻さを増しています。高度成長期に大量に整備されたインフラが一斉に更新時期を迎える一方、多額の改修費用が必要となるため、自治体では後回しにされてきた側面が否めません。しかし近年、漏水や道路陥没、管破損による冠水など、各地で“老朽インフラの悲鳴”が相次いで表面化し、もはや対応せざるを得ない状況になっています。昨日の横須賀市での水道管破損による道路冠水も、その一例と言えるでしょう。インフラは普段意識されにくいものですが、私たちの暮らしの安全や衛生を支える不可欠な基盤であり、損なわれて初めてその重要性が浮き彫りになります。更新には巨額の費用と長い時間が必要ですが、放置すれば被害はより大きくなり、住民生活への影響は計り知れません。全国的な課題として捉え、計画的な更新と財源確保を進め、安心して暮らせる地域を次世代へ引き継いでいくことが求められています。

１２月３日（水）

【進化するモバイル】

キャッシュレスが当たり前になりつつある中、私たちの生活に最も身近なSuicaとPASMOにも大きな変化が始まっています。これまで交通利用が中心だった両サービスですが、2025年から順次、スマートフォン向けアプリに新たなコード決済機能が導入され、買い物でも利用しやすくなる方向です。銀行口座やクレジットカードと連携してチャージできるほか、利用者同士で残高を送り合える機能も追加される予定で、日常の支払いがさらに一体化していきます。背景には、半導体不足で物理カードの新規発行が制限された経験があり、デジタル中心へ移行する流れが加速しています。今後はSuicaとPASMOという別々の仕組みも、より共通化・効率化が進むとみられ、スマホさえあれば生活のほとんどをカバーできる時代がより身近になりそうです。ただし、これらの新機能は当面、モバイル版だけの導入で、従来のICカードは従来通り。とはいえ、交通と電子マネーがさらに融合していくことで、キャッシュレスの利便性は確実に高まっていくはずです。

１２月４日（木）

【一般質問】

本会議が続いています。本日、明日と一般質問が行われます。我が会派からは小田貴久議員（相模原市緑区選出）が登壇します。インターネット中継もあります。

https://kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/

１２月５日（金）

【谷型ヒートショック】

最近、気温がぐっと下がり、冬の気配を感じるようになってきました。寒くなると気になるのが、いわゆる「ヒートショック」です。以前は高齢者特有の問題と見られてきましたが、最近ではサウナやジムの温冷交代浴、熱めの入浴などの習慣から、若い世代の事故も報告されています。寒い脱衣所から熱い浴槽へ、一気に温度差にさらされると、血圧が急上昇したあと急に下がる「谷型」の変動が起こり、失神や転倒、浴槽での溺水につながる恐れがあります。特に、冬の本番よりも「寒くなり始めの時期」にリスクが高まると言われます。理由は、防寒対策が不十分なこと、体が寒さに慣れていないこと、そして「まだ大丈夫」という油断があるためです。入浴前に浴室を少し温めたり、湯温は41度以内にしたり、水分補給をするだけでも安全性が高まります。寒さが増す今こそ、ほんの少しの工夫で身体を守り、安心して冬を迎えたいものです。

１２月６日（土）

【補正予算案】

県から補正予算案が発表されました。これから所管の各委員会に付託され、詳細審査に入ります。しっかり審査していきます。詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/p7r/prs/r1523873.html

１２月７日（日）

【IT化は私たちの生活を便利にしたか】

コンビニで買い物をした時のことです。最近増えているセルフレジを使ってみました。画面には「ポイントカードはありますか」「バーコードはお持ちですか」「支払い方法は現金・カード・電子マネー・QR決済のどれですか」と、次々に選択肢が表示されます。店員に並ばずに済むことで時間は短縮されているのかもしれませんが、支払いを終えて店を出るまでに、私たちは細かな判断を重ねています。ほんの数十秒の出来事ではありますが、その中には意外に多くの選択が含まれていると感じました。「便利」とは本来、手間を減らし、考えずに済む状態のことを指すのではないでしょうか。しかし、IT化によって選択肢が増えたことで、その都度判断する負担が私たちに委ねられ、かえって疲れを感じる場面もあります。技術が進む一方で、最終的に判断するのは人間です。便利さを追求する中で、「決める負担」が知らず知らずのうちに増えている現実があると感じます。