【1週間ダイジェスト】令和8年2月16日〜令和8年2月22日
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2月16日(月)
【効率化の陰で我々は「デジタル小作人」になってはいないか】
「財布を持たず、かざすだけで買い物が終わる」。私たちがキャッシュレス決済に夢見たのは、そんな究極のミニマリズムだったはずです。小銭を数える手間から解放され、スマートに決済を済ませる。しかし、レジ前の現実はどうでしょう。 スマホを取り出し、数あるアプリから一点を探し、通信を待ちながらバーコードを表示する。後ろの客の視線を背中に感じながら画面を差し出す「儀式」は、果たしてアナログ時代より効率的と言えるでしょうか。各社がデータ収集や囲い込みを優先し、独自の経済圏を乱立させた結果、社会全体には「操作」という名の非効率が蔓延しています。数円のポイントと引き換えに、私たちはレジ前でスマホを凝視する労働に従事させられています。これでは「デジタル小作人」と呼ばれても仕方ない状況です。
本当のミニマリズムとは、アプリのアイコンを増やすことではなく、レジ前でスマホを操作しない自由を取り戻すことです。例えば、一部の店舗で採用されているように、入店時にあらかじめ決済方法を決定(チェックイン)しておく方式。これなら、買い物が終わった瞬間にレジでの「操作」を挟まず、そのまま決済を完了できます。 電車の改札が人の流れを止めないように、レジもまた人を止めない。店に入った段階で支払いの準備が整っている、そんな「後出し」をさせない社会の標準化こそが、迷走するデジタル化を真の効率化へと着地させる唯一の道ではないでしょうか。
2月17日(火)
【三浦の風が運ぶ、早春の便り】
冬の澄んだ空気に梅の清冽な香りが漂い始めると、三浦海岸には鮮やかな河津桜の季節がやってきます。駅に降り立つと、駅名看板までもが桜のデザインに様変わりしていました。正直なところ、今年のデザインは少し私の好みとは違って見えましたが、そうした細かな変化に一喜一憂できるのも、またこの祭りの楽しみの一つかもしれません。 線路沿いを彩る濃い桃色の花々と、足元で揺れる黄金色の菜の花。この色彩の競演を目にするたび、冬の終わりと春の始まりが交差するドラマチックな瞬間を実感せずにはいられません。目まぐるしく変わる社会の中で心を騒がせがちですが、ふと足を止めれば、そこには今年も変わらず最高の美しさで咲き誇る花たちの姿があります。 時が来れば自らの生命力を最大限に輝かせるその営みは、静かながらも圧倒的な強さを秘めています。自然が刻む正確なリズムに身を委ね、季節の移ろいを五感で受け止める時、心には深い感謝の念が湧き上がります。この淡い春の光を、しっかりと胸に刻んでおきたいものです。
2月18日(水)
【代表質問】
昨日から代表質問が始まりました。 本日午後1時から我が会派「かながわ未来県議団」として代表質問を行います。 登壇するのは、相模原市南区選出の京島けいこ議員です。 インターネット中継もあります。ぜひご覧ください。
https://kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/
2月19日(木)
【「できない」と思うことに挑むということ】
冬季オリンピックを観ていて、あらためて心を揺さぶられました。 それは勝敗そのものではなく、「覚悟」に触れたからです。 スノーボード・ハーフパイプの舞台で、平野歩夢選手は多くの人が「リスクが高すぎる」と感じる大技に挑みました。失敗すれば転倒、大怪我の可能性もある。採点をめぐる緊張感もある。極限の重圧の中で、それでも最高難度の構成を選択する。 それは、勝つためだけの選択だったのでしょうか。 私には、「自分の限界を超える」という一点に、全身全霊を懸けた姿に見えました。できるかどうかではない。成功する保証もない。それでも挑む。その姿勢を、言葉ではなく行動で示してくれました。 私たちの日常でも、「無理だろう」「前例がない」「リスクがある」という言葉に出会います。挑戦をやめる理由は、いくらでも見つかります。しかし、本当に人の心を動かすのは、安全な選択ではなく、覚悟を持った挑戦です。
挑戦とは、宣言ではなく実行。 覚悟とは、感情ではなく行動。 あの3本目の滑りは、勝敗を超えたメッセージでした。 「限界は、決めるものではなく、超えていくものだ」と。 スポーツの舞台で示されたその姿は、私たち一人ひとりへの問いかけでもあります。 自分が「できない」と思い込んでいることに、どこまで本気で向き合えているだろうか。 平野選手の挑戦は、金メダル以上の価値を私たちに残してくれました。 それは、困難に立ち向かう勇気そのものです。 今この瞬間も、それぞれの場所で挑戦している人がいる。 私たちもまた、小さくてもいい、一歩を踏み出したい。 そんな思いにさせてくれる、忘れがたい滑りでした。
2月20日(金)
【一般質問に登壇します】
1年ぶりに一般質問に登壇します。 テーマは地元横須賀市を中心に、私が追いかけてきたものや県民から直接聞いているものばかりで構成しています。
日時:令和8年2月24日(火)14:05
場所:神奈川県庁新庁舎8階
当日は議場で傍聴することができます。ぜひお越しいただき、ライブでご覧ください。
1、市町村における専門人材の確保・育成に対する県の取組について
2、三浦しらとり園の民間移譲について
3、三浦半島の観光の魅力向上について
4、eスポーツを活用した市町村の取組への支援と県の役割について
5、新興感染症の発生初期における対応について
6、私立高校に通う生徒・保護者の相談対応について
7、県立海洋科学高校における水産海洋関連産業を担う人材育成について
8、県立学校現場における業務の見直し・適正化について
傍聴について詳しくは下記リンクをご覧ください。
https://www.pref.kanagawa.jp/gikai/p80217.html
2月21日(土)
【肩書きよりも、生き方を選んだ日】
明日2月21日は「夏目漱石の日」とされています。 明治44年(1911年)のこの日、文部省が文学博士の学位を授与することを決めましたが、当の夏目漱石はこれを辞退しました。 当時、博士号は大変名誉ある称号でした。多くの人が誇りに思う立場です。しかし漱石は、書簡の中で「肩書きがつくのは本意ではない」との趣旨を述べ、静かに辞退します。 代表作である 吾輩は猫である や 坊っちゃん、そして こころ に描かれているのは、近代化の波の中で揺れる人間の内面です。漱石は常に、外から与えられる評価よりも、内面の誠実さを大切にしていた作家でした。
私たちは、つい肩書きや立場に目を向けがちです。役職や資格、肩に付く称号は分かりやすい評価の指標になります。しかし、それがその人のすべてではありません。 SNSの時代になり、フォロワー数や肩書きが以前にも増して可視化されるようになりました。だからこそ、「何を持っているか」よりも「どう生きるか」という問いが、より重みを持つのではないでしょうか。 2月21日。 漱石が博士号を辞退したこの日は、肩書きではなく、生き方そのものを見つめ直す日として受け止めたいと思います。
2026年03月01日 17:30






