【1週間ダイジェスト】令和8年2月23日〜令和8年3月1日
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2月23日(月)
【横須賀から始まる強い循環】
横須賀市の横須賀サーキュラー工場で、使用済みプラスチックから生まれた新素材CirculeX(サーキュレクス)」の量産が始まりました。 注目すべきは、その強度がバージンプラスチックを上回る水準に達したと報じられている点です。 これまで再生材は「環境には優しいが性能は劣る」というイメージがありました。しかし常識は変わりつつあります。 家庭から出た容器包装プラスチックが、高機能素材として建築や物流、自動車分野で活用される可能性が広がっています。 資源小国・日本にとって、廃棄物を価値へ転換する技術は大きな武器です。環境対策を「負担」ではなく「競争力」に変える挑戦が、横須賀から始まっています。
2月24日(火)
【本日登壇します】
昨日は春一番が吹き、暖かな陽気でお花見日和になったようです。 本日は本会議。午後14時過ぎに一般質問に登壇します。 県民の皆さんから寄せられた声を行政に届けるための大切な機会となります。 インターネット中継もあります。ぜひお聞きください。
https://kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/
2月25日(水)
【水が未来をつくる】
先日、横浜横須賀道路の浦賀インターに入る手前の電光掲示板に、宮ヶ瀬ダムの貯水率が表示されていました。道路情報でも渋滞情報でもなく、「水」の情報です。私はその掲示に強い関心を覚えました。 蛇口をひねれば水が出る。私たちはその便利さを当たり前のものとして暮らしています。しかし、その水は自然任せではなく、多くの人の努力と技術によって支えられています。神奈川の水がめである宮ヶ瀬ダムの水位は、私たちの生活そのものを映す鏡でもあります。 2月25日は、江戸時代に箱根用水が完成した日とされています。険しい山を越え、水を引くという大事業は、地域の農業を支え、暮らしを安定させました。水を確保することが、そのまま地域の未来を築くことだったのです。
現代においても事情は変わりません。気候変動の影響で降雨の偏りが大きくなり、渇水や豪雨が繰り返される時代になりました。だからこそ、ダムの貯水率を広く知らせる取り組みは、単なる情報提供ではなく、水を「自分ごと」として考えるきっかけづくりだと感じます。 インフラは完成して終わりではありません。維持し、更新し、未来へつなぐ責任があります。水を守ることは、暮らしを守ること。そして地域の未来を守ることです。 高速道路の電光掲示板に映った数字は、単なるパーセンテージではありませんでした。それは、私たちに静かに問いかけるメッセージだったのです。水が未来をつくる。その原点を、改めて胸に刻みたいと思います。
2月26日(木)
【3月3日、スマホを置いて月を見る】
政治も経済も、相変わらず騒々しい。そんな地上の喧騒をあざ笑うかのように、3月3日の夜、空では「皆既月食」という名の天体ショーが無音で幕を開けます。 満月が地球の影にすっぽりと隠れ、やがて不気味なほど美しい赤色に染まる一時間。国立天文台のデータが示す通り、宇宙は極めてロジカルに動いています。翻って、私たちの日常はどうでしょう。予測不能なトラブルや、解決の見えない課題に振り回されてばかりではないでしょうか。 季節の節目である「ひな祭り」に、空を見上げる。それは単なる天体観測ではありません。一時的に自分を「日常」からログアウトさせ、もっと大きな循環の中にいることを再確認する儀式です。赤く染まった月は、きっとあなたの焦燥感を、静かに包み込んでくれるはずです。
2月27日(金)
【約2万という数字の向こう側 ― 保護犬を数字で見る】
日本ではいま、「犬の殺処分がほとんどなくなった」と言われることがあります。確かに過去と比べると、大きな改善がありました。1970年代には年間十万頭以上もの犬や猫が公的施設で命を絶たれていた時代がありましたが、ここ数十年でその数は劇的に減少しています。 最新の環境省統計によると、令和5年度(2023年4月〜2024年3月)には全国で約1万9,352頭の犬が自治体に引き取られました。 同じ年に殺処分となった犬の数は約2,118頭であり、引き取り数の約1割程度です。 犬猫全体(犬+猫)では引取り数が44,576頭、殺処分数は約9,017頭と、統計史上最少水準となっています。 数字で見ると、確かに大きな改善が進んでいます。かつてと比べれば、自治体で命を絶たれる犬の数は圧倒的に減りました。譲渡や返還の取り組み、飼い主教育の充実、動物愛護団体の活動など、社会全体の意識の向上が背景にあります。
しかし「約2万」という引取り数は依然として現実です。そして「2,118頭」という殺処分数は決してゼロではありません。数字の向こう側には、一頭一頭の命の重みがあります。 引き取られる理由はさまざまです。引っ越しや経済的な事情、家庭の変化、そして飼い主自身の高齢化や介護・入院といった事情も含まれます。飼い主の生活が変わる中で、その責任を犬とどう共有するかは、私たち社会全体が向き合うべき課題です。 また数字だけでは見えにくい「見えない飼育放棄」やSNS等での里親探しなど、統計に現れない事例も増えています。飼い主と犬との距離が多様化する中で、保護の現場は柔軟な対応を迫られています。 数字は冷たいものです。しかし冷たい数字だからこそ、私たちはそこから現実を読み取り、次の一歩を見つけなければなりません。「約2万」という数字の向こう側には、まだまだ支えを必要とする命がある。 そこから、新しい社会的な責任の形を考えていきたいと思います。
2月28日(土)
【物価の優等生が語る、生活苦の正体】
最近、どこへ行っても生活が苦しいという切実な声を耳にします。これは単なる主観ではなく、統計データという残酷な鏡にはっきりと映し出されています。 その象徴が、かつて物価の優等生と呼ばれた「たまご(10個パック)」です。30年前から200円前後で安定していた価格は、今や300円に迫る勢い(約1.5倍)です。一方で、私たちの手取り額に直結する実質賃金は、物価の上昇に追いつかずマイナスが続いています。つまり、働いても働いても、お財布の購買力だけが削り取られているのが現状です。 さらに、30年前と比較すると、社会保険料の負担増という静かなる増税が家計をじわじわと圧迫しています。たまご一つ買うのにもためらうような支出増と、手取りの減少。このダブルパンチが、かつてのデフレ期にはなかった出口の見えない閉塞感を生んでいるのです。 「苦しい」と嘆くだけでは何も変わりませんが、数字で現状を直視することは、感情論を脱して「どう生き抜くか」という対策を立てるための第一歩になります。この数字の重みを共有することから、新しい助け合いの形を模索していきたいものです。
3月1日(日)
【貸せぬ理由、借りられぬ事情 —— 住まいの境界線に立つ高齢者】
先日、高齢者の住宅問題を特集した番組を観ました。そこで映し出されたのは、身なりも整い、十分な支払い能力もある方が、ただ「年齢」という一点で何軒もの不動産屋から門前払いされる現実でした。 表向きは「他の方に決まりました」「保証人はいますか」といったやり取りでも、実質的には“高齢単身”であることが高い壁になる。その背景にあるのは、いわゆる「孤独死」への不安です。 万が一、室内で亡くなれば、高額な原状回復費やその後の入居率低下といった「家賃損失」が重くのしかかります。個人経営の大家にとって、それは単なる不安ではなく、生活を脅かす「死活問題」になりかねません。だからこそ、「断る」という選択が、今の制度下ではあまりに合理的になってしまうのです。
しかし、ここに浮かび上がるのは、単なる賃貸契約の問題ではありません。私たちはいつから、「誰かが一人で亡くなるかもしれない」ことを理由に、住まいを閉ざす社会になってしまったのでしょうか。 高齢単身世帯は増え続けています。配偶者に先立たれ、子どもは遠方に住み、保証人を頼める人がいない。あるいは、持ち家の階段が急で買い物が不便になり、より安全な場所へ「住み替えたい」と願う人もいる。前向きな暮らしへの意欲さえも“リスク”と見なされ、扉は開きにくいままです。 孤独死を恐れる社会。それは、死そのものを恐れているのではなく、「誰も支えない状態」を恐れているのではないでしょうか。 住まいは本来、人生の最後まで守られるべき基盤です。孤立を前提に扉を閉ざすのではなく、見守りサービスや居住支援といった「支えの網」を地域でどう編み直していくか。誰しもが迎える人生の終盤を、住み慣れた場所で安心して過ごせる社会の構築こそが、これからの地域の成熟を測る物差しになるはずです。
2026年03月08日 17:30






