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「津久井やまゆり園」指定管理者(運営法人)見直しの黒岩知事の方針を支持します

平成28年7月に入所者19人が殺害された県立の施設「津久井やまゆり園」建替え後の2つの施設の指定管理者見直しを巡り、黒岩知事と県議会の間で一部対立が続いています。


前代未聞ともいえる程、知事が大きな「方針転換」の決断をするきっかけとなったのが、私の昨年の本会議一般質問とその後の決算特別委員会の質問(2019年9月18日と10月29日)です。この質問は県議会のホームページで「動画配信」されています。是非ご覧下さい。


「知事と議会の対立」

黒岩知事は12月5日の県議会本会議で「津久井やまゆり園」の運営法人見直しの方針を表明しましたが、この発言を受け、県議会議員から、猛烈な反対意見が噴出しました。

年末の議会最終日には、本会議の賛成討論において、私の所属する会派県政会を除く、殆どの会派からこの方針を「極めて遺憾」とする発言がありました。

その後も、閉会中審査として、厚生常任委員会が、断続的に開かれています。

また、現在の指定管理者である「かながわ共同会」も見直しには応じられないと即座に表明しています。


「身体拘束や虐待」

報道にもある通り、1月10日、やまゆり園では、令和元年度、入所者25人に対し「居室に外部から施錠」「車いす固定」「指が動かせない手袋を付ける」等の身体拘束、居室施錠を24時間近く、数日間続ける事例が報告されました。入所者への過剰な投薬の疑いもあり、今後調査の対象となります。


「さとう知一の指摘」

私は、いわゆる「監禁ドライブ」や数か月間、散歩させない日中支援の在り方を県議会で指摘してきました。

津久井やまゆり園事件後の同園について、6つあるユニット寮のうち、3つの寮は、県の職員や保護者ですら入出を拒む現状は、異常な事であると指摘をしてきました。

県の管理者責任も強く問われています。


「福祉の地域移行」

津久井やまゆり園指定管理者の募集要項には、(重度障害者であっても)「グループホーム等への地域生活移行」に取組むことが明記されています。現状の運営は、開かれた福祉とは「真逆」の運営であると認識しています。


私は、県議会で黒岩知事を支えて参ります。


 


・参考 東京新聞 2020年1月11日「やまゆり園の入所者支援の実態を検証 委員会初会合、25人に身体拘束疑い報告


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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

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