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不便そうで実は便利? 横須賀の“谷戸”が、いま移住先として注目される理由

横須賀で暮らしていると、よく話題になるのが「谷戸」のこと。山に囲まれた谷筋に家が並ぶこの地形は、車が入れず階段が続く場所も多いため、一見すると“不便な土地”と映りがちです。実際に空き家問題も指摘されています。

 

でも、少し視点を変えてみると——この谷戸という場所こそ、実は横須賀の「資産」なのではないかと最近強く感じるようになりました。

 

 

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なぜかというと、もともと谷戸に家が建てられたのは、駅から近く、日常の生活に便利な立地だったからです。平地が限られていたからこそ、利便性を求めて人々は谷筋に家を建て、密度のあるコミュニティを形成してきました。つまり「不便な場所に人が住んだ」のではなく、「便利な場所だからこそ谷戸に住んだ」わけです。

 

また、谷戸のもう一つの魅力はその自然との近さ。周囲を緑に囲まれ、鳥の声が聞こえる暮らし。この静けさと豊かさは、都市生活にはない価値です。

 

さらに、コロナ禍を経て、人々の価値観は大きく変わりました。東京に通勤しながらも、自然豊かな場所で暮らしたいというニーズが高まっています。完全な田舎ではなく、都心と行き来できる距離感での“近場の移住”が注目されているのです。

 

三浦半島、とりわけ横須賀の谷戸は、まさにその条件にぴったりです。海や山が身近にあり、週末には家族で自然と触れ合う時間を過ごせる。リモートワークの普及によって、毎日通勤しなくてもよくなった今、「谷戸暮らし」はむしろ現代に合ったライフスタイルの提案とも言えるでしょう。

 

地元の私たちも、谷戸を“負の遺産”ではなく“次代につなげる価値ある場所”として捉え直し、その魅力を積極的に発信していくことが大切だと感じています。

 

 

 

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県議会議員〈横須賀市〉

永井 真人

ながい まさと

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