お盆休み 台湾 高雄市
今日からお盆休み。いま、南国の空気が漂う台湾・高雄市にいます。台湾へはこれまで議会視察や家族旅行などで何度も訪れてきましたが、高雄市は実に約36年ぶり。当時は、高雄の友人宅に1〜2週間ほど居候させていただき、夜市のにぎわいや、港町ならではの潮の香りに胸を躍らせた日々を思い出します。
18歳で社会に出て最初の職場はニュージーランド。そこには「お盆休み」という習慣自体がありませんでした。帰国後は調理師として働き、お盆はまさに一年で最も忙しい稼ぎ時。休みを取る余裕など一度もなく、その後、市議・県議となってからも、お盆の時期は公務が続き、夏休みは毎年時期をずらして取ってきました。
母は藤沢出身、父は地元・厚木市出身。幼いころ、友人たちが当たり前のようにお盆や正月に親戚の家へ帰省する姿を、少し羨ましく見つめていたことを覚えています。
そう考えると、この旅は、もしかしたら人生で初めて迎える「お盆の時期の夏休み」です。
36年ぶりに訪れた高雄の街は、かつてよりも高層ビルが増え、地下鉄が走り、街の姿は変わっていました。それでも、夕暮れ時に港に吹く潮風はあの頃のまま。熱気と湿度を含んだ空気が、懐かしい記憶を静かに呼び覚ましてくれます。

2025年08月12日 23:20